maku2clubのブログ

野鳥生命の循環

春は恋の季節です。

春は恋の季節です




 春は出会いの季節。寒さの厳しい季節を乗り超え、やっと暖かさを感じ始める春の


気候が、恋の始まりの心を連想させるからでしょうか。


 かって「もうすぐ春ですね♪」なんていうヒットソングもあったとおり、これから


はじまる恋に心をときめかせている方もいらっしゃることでしょう。


 春は小鳥たちにとって恋の季節です。たくさんの虫をエサにして、短期集中の子育


てを始めるが、その前に雄と雌がペアとならなくてはならない。小鳥の雄がこぞって


美しい声でラブソングしたり、美しい羽を利用して求愛ダンスを始めるのは、雌に見始


めてもらうためだ。


 雌にプレゼントの餌を、受けとったら成功。時間はありません次の行動は雌の背中に


乗って交尾へと。愛ですね。


 


 野生の鳥は、一年のうち最も適した時期に繁殖を行います。繁殖は子孫を残すための


最も重要なイベントです




  ではなぜ、このように多くの生き物たちが春に恋の季節を迎えるのでしょうか。


これには諸説あるかと思いますが、食べ物が十分に得られる季節に出産するためだと


考えられます。


 出産して子供を育てるには多くの食べ物が必要になります。日本では春から秋にか


けて食べ物が豊富に出揃うため、そこから逆算すると、春に発情期を迎えるのが多く


の生き物たちにとってちょうど良いのです。




 春に恋をするのは、生き物たちの本能に基づく生存の戦略だったのですね。




 渡り鳥の雄は日本に到着。


春に来る渡り鳥の多くは公園や河川敷で見かけてもすぐに抜けていきます。


 生まれた繁殖場所(ふるさと)へ向かいます、ここでいち早く縄張りを防衛をしな


がら雌を迎えるためなのです。


 


次回は 巣づくり、雛の巣立ち