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野鳥生命の循環

「秋」はもともと突然やって来る

「秋」はもともと突然やって来る


夏から秋にかけて、徐々に気温が下がることはあまりありません。たいていは、ある日突然ガクンと気温が下がります。


というのも、この時期は低気圧が通過するとともに南風と北風が入れ替わるため。低気圧でなくとも、秋雨前線上にできたキンク(前線が「へ」の字のように折れ曲がり、雨が強まる場所)が通過すると、一気に北風や北西風が流れ込んで、冷たい空気に入れ替わるのです。


雨が降るたびに気温が下がるため「一雨一度(ひとあめいちど)」と言われることもありますが、この現象を何度も繰り返すことによって、秋本番そして冬へと向かっていくのです。